法整備により施設の防滑施工は義務化されています。
施設オーナー、管理会社様は適切な対処が必要です。
1日あたり25人、年間9,150人の方が転倒により亡くなっています。
さらに、その内の85%が60歳以上の高齢者によるものとなっています。
この数字からもお分かりいただけるように
「防滑」=「すべりどめ対策」は、現在の日本社会にとって急務
となっています。
※厚生労働省平成29年人口動態統計資料より
滑りやすい床や階段を放置していませんか?
転倒事故は管理側の責任が問われます。
防滑工事は義務化されており、違反した場合、罰せられることがあります。
国土交通省住宅局建築指導課により、 平成24年8月にはバリアフリー新法 「高齢者、障害者等の円滑な移動等に配慮した建築設計標準」が改訂され、「床の滑りについて、JIS A1454に定める床材の滑り性試験によって測定される滑り抵抗係数(C.S.R)等により、参考となる推奨値や配慮事項等を示す」と記されました。
床の種類 | 単位空間等 | 推奨値(案) |
---|---|---|
履物を履いて動作する床、 路面 |
敷地内の通路、建築物の出入口、 屋内の通路、階段の踏面・踊場、 便所・洗面所の床 |
C.S.R = 0.4 以上 |
傾斜路(傾斜角:θ) | C.S.R – sinθ = 0.4 以上 | |
客室の床 | C.S.R = 0.3 以上 |
床の種類 | 単位空間等 | 推奨値(案) |
---|---|---|
素足で動作し大量の水や 石鹸水などがかかる床 |
浴室(大浴場)、プールサイド シャワー室・更衣室の床 |
C.S.R・B = 0.7 以上 |
客室の浴室・シャワー室の床 | C.S.R・B = 0.6 以上 |